神宮前のギャラリー

華やかな商業都市に生まれた静寂な鑑賞空間

青山通り北西側に一筋入って細く平行している道に面する画廊

地上に半階分浮いた地下階はテナント用のRC造の空間

地上の2層が鉄骨造の画廊空間。R状の屋根の内側は階段の踊り場空間。踊り場の足元の横長の小窓から道行く人々の様子が覗える。

階段の踊り場から見て、下が1階の事務室空間と1階展示室空間。

階段の上が2階のメイン展示室空間。

1階の事務室空間は北側のバルコニーに通じ良好な通風と採光が期待できる。

2階の主展示室は壁展示はもとより、天井からの吊り下げ展示可能なつくりとしている。1本ずつ着脱可能の木製ルーバーを利用して作品を吊り下げ展示するしくみ。

R天井の最高高さの部位には北側の自然光を採り入れる窓がある。

吹付け硬質ウレタン100ミリ厚でしっかりと断熱されたR天井の内側の曲面は白の塗装仕上げ。自然光と照明光がバランスよくあたり柔らかい踊り場空間を構成している。

2階の主展示室の北側正面壁。壁は奥の収納の扉として開閉もする。壁扉の左右と上部は、門型状に鏡張りとなっていて、空間が奥にずっと続いているかのような奥行感を演出している。

室空間の幅は必ずしも大きくないが、3メートルの天井高さによりコンパクトな中にも伸びやかさの感じられる展示空間としている。

「空間構成と暖冷房時の空気の流れ」(2:18)

躯体の断熱性能を十分高めることにより、業務用エアコンを用いずに、ハウジングエアコンを採用しています。1F・2Fのオープン空間の構成を前半で紹介します。後半では設備機器の記入された動画により暖冷房の空気の流れを紹介します。

■暖冷房設備の概要
1.設計方針

躯体の断熱性能を十分高めることにより、業務用エアコンを用いずに、ハウジングエアコン採用。

 

2.暖冷房設備機器の仕様決定の順序
(1)熱負荷計算書の作成
(2)候補の機種シリーズを列挙
(3)品番の決定

3.暖冷房設備機器・品番(三菱電機フリービルトインエアコン)
・1階:MBZ-5017AS(暖房定格能力6,300W、冷房最大能力5,300W)
・2階:MBZ-5017AS(暖房定格能力6,300W、冷房最大能力5,300W)
・(特)2階イベント時用の壁掛AC;MSZ-BXV5618S-W1N


■換気設備等の概要
1.常時換気設備(第三種換気)

・1F・2F、24時間換気;VD15-ZVC3
・(特)2階イベント時ほか必要時用排気扇;V-12PED6
・(特)2階イベント時ほか必要時用サーキュレータ;AC-90S2-C2

■建物概要

​所在地 :東京都渋谷区

構造規模:地下1F地上2F建て(地下RC造・地上S造)

敷地面積:63.33 ㎡

建築面積:37.35 ㎡

延床面積:101.32 ㎡(BF:32.65㎡ 1F:31.13㎡ 2F:37.54㎡)

構造設計:和田譜生構造設計事務所

空調設備アドバイザー:YUCACOシステム研究会 佐竹晃

BIMデザイン:池田翔

施工:株式会社 TH-1

■断熱性能等(鉄骨造1F・2F)

断熱仕様:吹付け硬質ウレタン

・屋根(R屋根含む):t100

・壁、階段上げ裏、1F床下RCスラブ上面:t60

 

使用した吹付け硬質ウレタン:熱伝導率0.0208[W/(m・k)]

Copyright © 2017 STUDIO TERAOS